梅雨時期のカビ対策!エアコン内部の湿気をどう防ぐ?

目次
はじめに
梅雨のジメジメとした湿気は、エアコン内部にとってまさに絶好の“カビ繁殖スポット”。運転中はもちろん、運転停止後にも水滴が残りやすく、内部の熱交換器やファンがカビだらけ…なんてことにもなりかねません。放置すると「イヤなニオイ」「風量低下」「アレルギー症状悪化」など、家族の健康や快適さを脅かします。そこで本記事では、梅雨の時期に今すぐできる「エアコン内部の湿気対策」を徹底解説します!
なぜ梅雨時期にカビが生えやすいのか?
- 高温多湿の環境
- 梅雨時は室内外ともに湿度70~80%以上に。
- 結露水の蓄積
- 冷房運転中に熱交換器で発生した結露水がファンやドレンパンに溜まりやすい。
- 運転停止後の内部乾燥不足
- 使い終わったあと送風運転をしないと、内部に湿気が残ったままに…。
カビ対策の6つのポイント
1. 運転後は「内部乾燥(送風)モード」を活用
- 冷房・除湿運転を切った後、必ず送風モードで10〜15分稼働。
- 本体内部の残った水滴を飛ばし、乾燥させることでカビのエサを断ち切ります。
2. 除湿運転(ドライモード)を上手に使う
- 室温が28℃以上ならドライ運転がおすすめ。
- 除湿しつつゆるやかに冷房するので、結露発生を抑えられます。
3. フィルターは週に1回、サッと掃除
- ホコリが溜まると熱交換器に結露が増え、カビ繁殖の温床に。
- 週1回、掃除機や水洗いでホコリを除去しましょう。
4. 市販の防カビ・抗菌スプレーで予防
- フィン(熱交換器)の表面に噴霧できる防カビ剤を活用。
- 本格的な洗浄まではいかなくとも、抑制効果があります。
※洗浄スプレーではありません。
5. プロによる分解洗浄を年1回以上
- フィルター奥の熱交換器やドレンパン内部は市販品では届かないため、完全分解洗浄がおすすめ。
- 特に梅雨前の“閑散期”に依頼すると、費用も比較的抑えられます。
6. 室内湿度をコントロール
- 梅雨時は換気も難しいですが、除湿機や換気扇を併用して室内湿度を50〜60%程度に維持。
- 湿度が高い場所にエアコン室内機を置かないことも大切です。
プラスαの対策&注意点
- 室外機の周辺清掃:落ち葉やゴミで排水が詰まると、ドレンホースから逆流して内部結露が悪化します。
- 室内干しとの併用注意:部屋干しするとさらに湿度UP。除湿運転や換気をこまめに。
- フィンの向きを調整:風の吹き出し口を水平に近づけると結露水の滴下を防げます。
まとめ
- 梅雨期の湿気対策は「運転後の内部乾燥」と「定期的な掃除」が命。
- 市販の防カビスプレーや除湿運転で応急処置しつつ、年1回はプロの分解洗浄を。
- 室内全体の湿度コントロールも忘れずに行い、ジメジメシーズンを快適に乗り切りましょう!