夏前と冬前、どっちのタイミングでエアコンクリーニングするべき?

目次
はじめに
エアコンクリーニングとは、エアコン内部の「熱交換器」「ファン」「ドレンパン」などに溜まったホコリやカビを分解・洗浄し、性能や風の清潔さを回復させる作業のこと。普段はフィルター掃除しかしていない方も多いですが、内部までキレイにすることで…
- 冷暖房の効きがグンとアップ
- 電気代が節約できる
- イヤなニオイや健康リスクを減らせる
…といったメリットが期待できます。本記事では、「夏前」と「冬前」、どちらの時期に依頼するとベストか、解説します。
1. そもそも、なぜ季節ごとにクリーニングが必要?
- 夏前(冷房モード前):冷房を使い始めると、エアコン内部に結露が発生し、カビや細菌が一気に繁殖しやすくなります。事前に洗浄しておけば、
- イヤな「カビ臭」を防止
- フィルターや熱交換器の目詰まりを解消して、冷却効率を最大化
- 冬前(暖房モード前):暖房でも熱交換器が汚れていると部屋が温まりにくくなり、
- 暖房の立ち上がりが遅い
- 部屋全体が暖まるまで余計に電力を消費
2. 夏前クリーニングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
● 冷房効率が向上し、電気代が節約 | ● 5~6月は予約が混みやすい |
● 梅雨明け後の高温多湿でのカビ繁殖を予防 | ● 早期割引が利用できない場合も |
● 「カビ臭い風」を先回りして防げる |
3. 冬前クリーニングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
● 暖房性能が向上し、立ち上がりが速くなる | ● 10月~11月は暖房需要の増加で混雑 |
● 夏の冷房で蓄積されたホコリ・カビを一掃 | ● 冬季割引が少ないこともある |
● 冬の乾燥シーズン前に内部をリセットできる |
4. 「どちらでもOK」なケースと選び方のコツ
年1回のまとめ依頼
どちらか都合の良い時期にまとめて依頼。
繁忙期(真夏・真冬直前)は避けて、閑散期を狙うと割安になる場合も。
コスト重視なら閑散期
5月GW明け、11月末~12月初旬は意外と狙い目。
家族の体調や臭いが気になるなら夏前優先
カビ臭やアレルギーが気になる方は、冷房開始前に必ず洗浄。
暖房の効きが悪いと感じたら冬前
暖房時期に室温が上がりにくい場合は、暖房前の洗浄で改善します。
6. 初心者向けQ&A
- Q. 真夏に頼んでもダメ?
→× 真夏の繁忙期は料金が高く、予約も取りにくいです。 - Q. DIYで代用できないの?
→△ 表面のフィルター掃除はOKですが、内部の熱交換器やファンまでは洗浄できません。 - Q. 何年ごとに頼めばいい?
→◎ 使い方次第ですが、年1回が理想。特に梅雨明け前がおすすめです。
まとめ
- 冷房効率UPを狙うなら、夏前(5~6月)
- 暖房性能UPを狙うなら、冬前(10~11月)
- 年1回まとめて閑散期に頼むのも賢い選択